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7月27日の日経産業新聞に前川洋一郎理事の寄稿記事が掲載されました。
連載企画「長寿企業の研究」の第29回です。
・マルト 目覚めた醤油 遺志継ぐ孫
今回取り上げられている長寿企業は、奈良県のマルトです。18代目が戦後の食糧難で260年の幕を閉じていた醤油蔵を復活させました。先代である祖父の没後、タンスから見つけた醤油づくりの前掛けと古文書に、雷電が走るような衝撃を受けたそうです。
サラリーマンをやめ料理人として修業をし、また古文書を解読しながら醤油の醸造マニュアルを復活させました。いくつもの関門が立ちはだかる中でしたが見事クリアし、70年ぶりの復活再生を遂げたのです。
18代目は祖父の教え「地元を大事にしなさい」を思い出し、醸造以外にも宿泊サービスやレストランでの提供、醤油の外販など、コロナ禍でもリボーンの船出にチャレンジされています。