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PICC会員企業紹介 リタワークス株式会社

「人と社会に利他の心溢れる」という企業理念を掲げ 無くてはならないサービスを世の中に提供する

【PICC会員企業紹介 大久保会長との経営談義】

※     本記事は、2019年6月に株式会社フォーバルから刊行された『王道経営』第5号に掲載されたものであり、掲載当時の情報となります。


大阪を拠点に、WEB制作サービス、クラウドサービスを行っているリタワークス株式会社。グローバル化と技術革新により、従来の制作だけでは生き残りがむずかしくなっているWEB業界において「利他の心」を経営理念として掲げて成長を続けている。会社名にも入れるほど「利他の心」への想いが強い佐藤正隆社長に、今後の夢などについて伺いました。

「人と社会に利他の心溢れる」という企業理念を掲げ 無くてはならないサービスを世の中に提供する

リタワークス株式会社 

代表取締役 佐藤正隆(さとう・まさたか)

2008年メディアスイート株式会社(現リタワークス株式会社)を創業し、ホームページ制作と自社CMSの導入支援を開始。2013年にはホームページ制作・運用サービス「WEBider」を開発・提供開始。近年は病院、NPOに特化し、お客様にとってオンリーワンの存在になるべく挑戦している。一般社団法人公益資本主義推進協議会 大阪支部副支部長。

https://ritaworks.jp/

オリジナル商品を売るために勤めていた会社から独立

――リタワークス株式会社は2008年創業で、WEBサイトの構築・運営をメインの事業としています。リタワークスの「リタ」は「利他の心」を意味しており、「利他の心を世界に広げる会社」を100年ビジョンとして掲げています。大阪に本社を、東京に営業所を置いてビジネスを展開し、現在の従業員数は30名。まずは創業の経緯から教えてください。

佐藤 実は元々音楽で食べていこうと考えていました。18歳のときに、生まれ故郷の岡山から大阪に出てきて、23歳までは音楽活動です。もちろん、音楽活動だけでは食べていけないので、飲食店で働いていましたが、23歳で結婚したのをきっかけに音楽活動を止めて、会社勤めに切り替えました。

 就職先を決めるにあたっては、当時はまだ若かったこともあって、とにかくお金を稼ぎたいと思ったんです。それでIT業界を選びました。2005年のことです。

 就職した情報通信機器の会社では営業を担当していたので、深夜まで働くのは当たり前という激務でしたが、営業が好きだったので、つらいという感じもなく、それなりに充実した毎日を送っていました。

 ただ、仕事を進めていくうちに、疑問が浮かんできたのです。それは強味となる商品がなかったことです。つまり自分が売らなくても、他の同業者がいくらでも供給できるような商品ばかりを扱っていました。ここに強烈な違和感を抱いたのです。

――その違和感が起業につながったわけですね。

佐藤 その間にワンクッションがあって、いきなり起業したわけではありません。何をしたのかというと、自分のアイデアをそのWEB制作会社の商品として世に出そうと考えたのです。

 会社から予算が出たわけでもなく、開発資金やリソースは自ら工面する必要がありましたが、たまたま自分のビジネスとは無関係のところで知り合ったシステムエンジニアがいたものですから、一緒に協業してCMSというソフトウェアをつくりました。これはWEBページを制作する際に必要なHTMLなどの記述言語を知らなくても、ホームページを構築して、運用管理ができるというものです。

 そしてこのとき、自分が経営者になろうという気持ちが初めて芽生えました。それは、まだ世の中にないオリジナルの商品を提供することで、お客様に貢献できることへの喜びを覚えたからです。丸3年ほどその会社で働いた後、2008年、27歳のときにメディアスイート株式会社を設立して独立しました。

――起業することに対する不安のようなものはありませんでしたか。

佐藤 まだ若かったので不安はほとんどなく、とにかく自分の好きなようにビジネスを回せることに喜びを感じていました。

 ただ、正直なところを言いますと、当時は単にお金を稼いでいるだけでした。結婚しただけでなく、すでに小さな子供もいましたから、とにかく家族が食べていけるようにするためには、稼がなければなりませんでしたし、徐々に生活水準が上がっていくことに、喜びを

感じていました。

――最初から売上を立てることはできたのですか。

佐藤 それまで勤めていた情報通信機器の営業会社から、製品の権利を言い値で買い取って独立しましたから、最初からある程度、売上は立ったのです。社員も徐々に増えてきて、最初の1年は自分ひとりで営業からディレクションまで行なう状態でスタートしたものが、毎年1名ずつ制作メンバーが参加してくれるようになり、4期目には社員数が5人になっていました。ただ、自分としては3年目には、売上を2億〜3億円にはしたいと思っていたのですが、そこまでたどり着くことはできず、低空飛行が続いていました。

――それはどうしてだったと思いますか。

佐藤 これはもう身から出た錆といいますか、経営者である私の不徳の致すところです。私の場合、23歳で会社勤めを始め、営業は経験していたのですが、経営者の仕事の何たるかを誰にも教わることなく、ただ独学で、少し本を読んだ程度の知識しか持ち合わせていなかったのです。

 1期目から5期目までは、私ともう一人しか営業をする社員がいなくて、売上がなかなか伸びない状態でした。自分の目標だった3年目に売上2億〜3億円というレベルにはほど遠く、5期目を迎えたときでも、売上は6000万円程度でした。そうした中、経営者としての自分は何をしたいのか、どう在るべきなのかが確立できていないことを悩んでいました。

 そんなとき、別の経営者から話を持ち掛けられて、一緒に事業を立ち上げたりもしました。当時のメディアスイートで行なっていたものとはまったく異なるビジネスでしたが、ひとことで言えば焦りと欲が出たんだと思います。

 安易に手を出した結果は、惨憺たる有様でした。立ち上げた会社はわずか1年で倒産、話を持ち掛けてきた経営者も行方をくらましてしまいました。結果、私の手元には借金だけが残っただけでした。この時期は本当にきつい思いをしましたが、「逃げてなるものか」という意地もあり、借金だけはきちんと返済し続けました。

リタワークスという社名には「利他の心」が込められている

――その少し後、創業から7周年のときに社名をそれまでのメディアスイートから、リタワークスに変更していますよね。何がきっかけだったのですか。

佐藤 私は経営者でありながら、経営のことを学んだことがなかったので、一度きちんと学ばなくてはならないと考えていました。そんなときに大久保秀夫塾のことを知り、参加しようと思ったのです。2011年のことでした。

――そうでしたね。

佐藤 そこで初めて、経営者自身が理念やビジョンをつくることが経営の基本であると知り、目が覚めたのです。

 それでは、私の会社にとっての理念とは何なのか、自分はなぜ会社を経営しているのか、過去において自分の心に引っ掛かったことは何だったのかといったことを考え直したときに、ふと浮かんだのが稲盛和夫さんの言葉でした。20代の頃に働いていた飲食店でたまたま稲盛さんのことを教えていただき、稲盛さんの本を読んでみました。その本を通じて「利他の心」を知りました。そのときは感動して、「他の人の幸せが自分の幸せ」を自分自身の行動指針にしたのですが、いつの間にか忘れていました。

 しかし、大久保秀夫塾に入って、そこで経営者にとって理念がいかに大事であるかを教わり、会社の理念を再構築しなければならないと考えたときに、その本のことを思い出したのです。そして、社員ともさまざまな話し合いをする中で固まってきたのが、「人と社会に利他の心溢れる経営を。」という企業理念でした。

――それをすぐに社名にも取り入れたのですか。

佐藤 いえ、企業理念は固まったものの、社名はまだメディアスイートのままでした。しかし、2013年度から新卒者の採用活動を始めたときに、企業理念やビジョンに基づいて会社説明をする際、何となくメディアスイートという社名がしっくりこないように思えてきました。それならばいっそのこと、社名に「利他」の言葉を入れてしまえば、より自然に企業理念やビジョンを伝えられるのではないかと考えました。それで2015年に社名をリタワークスに変更したのです。
リタワークスという社名には「利他の心」が込められている

新卒者を定期採用することで組織の活力を維持したい

――企業理念のむずかしいところは、それが社員になかなか浸透しないことです。そのあたりは何か工夫をされましたか。

佐藤 毎月1回、2時間程度行なっていた定例会議や勉強会を活用しました。この勉強会は、私が読んで印象に残った本に関する意見を伝えながら、社員にも考えてもらい、意見も述べてもらうというものです。その中で、企業理念を実践するにあたり、自分たちは何ができるのかを考える時間を設けるようにしました。

 具体的には、まずは私自身が企業理念に対してどのように思っているのか、会社の事業に対するスタンスをどう考えているのかについて毎回、必ず伝えるようにしています。それとともに、社員が会社を「自分の会社なんだ」と主体的に思えるようにするため、改善すべきことを挙げてもらい、その中の重点項目については、半期ごとに5つのチームをつくり、課題解決のためのプロジェクトを推進しています。このチームは、普段の仕事をするうえでの部署に関係なく、横グシを刺す形で構成するようにしています。入社年次も役職も一切関係なく、1チームにつき5名程度で課題解決にあたってもらうのです。

 そうした中で、やはり一番大事なのは私自身の行動だということにも気づきました。なぜなら、社員は私の行動を見ているからです。たとえば、自分が利己主義者なのに、社員に「利他の心を持て」と言っても、説得力がありません。最終的には企業理念の意味することを自分の行動を通じて示すということです。

――社員数も順調に増えて事業も拡大していますが、そうなることによって問題が生じることはありませんか。

佐藤 2013年3月の新卒者から2019年までで7年連続の新卒者の採用を行ない、いまは総勢30名の社員を抱えています。

 IT業界はグローバル化と技術革新で競争は激しい一方で、仕事の領域はどんどん広がっていますから、きちんとした技術とサービスを提供できる体制を整えられれば、それに応じて事業規模を拡大していけるチャンスが広がっています。そうした中、業界の通例としては、新卒よりも即戦力を重視して中途採用に重きを置く傾向があります。

 ところが、私は全く逆の戦略を取りました。毎年定期的に新卒が途切れない採用を行うことで長期期にはプラスになると感じたからです。私はこれを「年輪採用」と呼んでいます。少しずつでも新卒を採用し続けることで、人材の層が積み重なっていく年輪のような組織を構築し、若者の将来を担うことのできる会社を目指しています。中途入社の社員はその新卒中心の若い組織の中で、これまでの経験を活かすことができます。このように、新人の立場の人が、「来年は自分に後輩ができる、教える立場になるんだ」という意識を持つことができれば、それが毎年循環することによって、やる気を維持するとともに、働きやすい職場となって、効率的な経営にもつながると考えています。ですから、これからも新卒採用は続けていき、2020年卒が入ってくる頃には社員数を50名に、2025年には200名にしたいというのが、現在の目標です。

 ただ、やはり社員数が増えると、ゆがみが生じてきます。実際、社員数が15名未満のときは、勢いで乗り切れるところはあったのですが、20名を超えてくると、一致団結してひとつの方向に進もうという人がいる一方で、そう考えない人も出てきます。組織づくりは、これからも引き続き、大きな課題になるでしょう。

 先日、会食させていただいた、弊社よりもかなり事業規模が大きな会社の部長さんは、一般論として組織が100人を超えてくると、仕事が面白くなくなることが多いと言っていました。なぜかといえば、何をするにしても会議や稟議が必要になってスピード感が失われ、無駄な動きが増えてくるというのです。まだ先のことはわかりませんが、2025年に200名の会社になったときにも、仕事を面白くやれる組織でありたいと思っています。

――会社にとって人は何より大切だと思いますが、新卒社員を採用する際には何を一番重視していますか。

佐藤 よく言われることですが、初めて会ったときの印象で、「明元素」を身に着けた人物かどうかを重視しています。明るく、元気で、素直に、ということですね。私自身が大体、1人につき2回は会うようにしていますが、そのうち1回は会社以外のところで会います。というのも、会社というフォーマルな場所で会うのと、カフェのようなカジュアルな場所で会うのとでは、 求職者の緊張感が違ってくるからです。また、採用担当者も、面接を行なうのと同時に、一緒に食事に行って人となりを見るようにしています。

新卒者を定期採用することで組織の活力を維持したい

病院・医療関係者との継続的な関係が強み

――事業内容を拝見すると、一般企業向けに提供している「WEBider(ウェビダー)」というホームページサービスのほかに、「病院・医療関係者向け」、「NPO/非営利団体向け」というセグメントへのサービス提供も行なっています。あえて、「病院・医療関係者向け」と「NPO/非営利団体向け」をセグメントとして記しているのは、この分野に注力したビジネス展開をしていこうということですか。

佐藤 まず病院・医療関係者向けのサービスに注力しているのは、私たちとお付き合いいただいているお客様のリストを見ているときに、病院だけが1件も契約が切れていないということに気付いたことがきっかけです。

 他の業種の会社などでは、仕事のつながりに属人的なところが多く、先方の担当者が異動してしまうと、それによって契約が切れて別の業者が入ることが多いのに対して、病院はそうではないのです。そうであれば、しっかり自分たちの強味を活かした商品・サービスを提供できれば、長いお付き合いができるのではないかと考えて注力してきた結果、いまでは150件くらいの病院・医療関係者の方々とお取引させていただいております。

 現状において病院専門に、ウェブでCMSの製品・サービスを提供している会社は、ほとんどありません。病院専門のウェブサイトを構築するためには、長く付き合う中で会話を重ねていないと、最新の動きをキャッチアップできなくなるのですが、それをきちんと続けることができるのが、弊社の強味であると自負しています。

 一方、NPOや非営利団体向けのサービスは、持続的社会を構築していくうえで自分たちは何ができるのかということを議論していく中で、注力すべきと考えているセグメントです。たくさんの社会起業家と会い、さまざまな話をしていると、とくにソーシャルセクター業界はITのツールが不足していることに気付きました。そこで、NPOや非営利団体向けに特化した商品・サービスを提供することにしたのです。その結果、お客様の件数という点では、一般企業のお客様よりも、NPOや非営利団体向けのほうが上回ってきました。

 私が社員にいつも話しているのは、「他の会社ができることならば、私たちがやる必要はない」ということです。一般企業のホームページを制作する仕事を減らしているのは、わざわざ競争してまでやらなくても、他に提供できる会社がいくらでもあるからです。今後も、IT導入が遅れている分野を探して積極的に営業展開をし、オンリーワンの存在になれればと考えています。 

自分が目指す方向によって経営の選択肢は変わってくる

――これからの夢は何ですか。

佐藤 私たちのビジョンは「事業活動を通じて利他の心を世界に広げる」ということなのですが、そのビジョンを実現するにあたっては、いろいろな形があってもいいと考えています。

 事業活動といっても、営利もあれば非営利もありますし、今後、社員として日本人だけでなく、さまざまな国の人たちを採用することになっていくでしょう。その中で、さまざまなプロジェクトが世界中、いろいろなところで稼働している、そんな会社にしていきたいと考えています。

――上場も考えているのですか。

 会社が対外的な信用を獲得するために、上場というのは大きな手段だと思います。ただ、実は配当に特化した種類株式を発行し、その株主に応援してもらうことなど、自分たちのファンを増やすための実験を行なっていることもあって、上場を目指すべきかどうかは、目下の悩みでもあります。大久保会長は、上場についてどう考えていらっしゃったのですか。

――自分が何をしたいのか、それによって何を選択するべきかが変わってくるのだと思います。株式を上場すれば、たとえば佐藤さんの会社を潰そうとする連中だって、株式を持てるようになるわけです。あるいは利益をもっと配当しろと言ってくる株主も出てくるでしょう。もし、佐藤さんがそうした圧力に負けて、自分がやりたいことを自由にできなくなったら、本末転倒です。ですから、佐藤さんがビジネスで利益を伸ばそうとするのであれば、上場という道もあると思いますが、もっといろいろなことに挑戦しようと考えていて、その中には必ずしも利益につながらないものが出てくるケースも想定されるなら、上場しない道を選んだほうがいいかもしれません。その点、佐藤さんは企業の在り方をどのように考えていますか。

佐藤 いくつかありますが、まず大事なのは雇用と納税だと考えています。日本には何百万の会社が存在していて、社会を支えていますが、そのひとつという自覚を持って経営にあたりたいと思います。

 あとは社員の幸せです。社員、家族、その他のステークホルダーとの関わりを強くすることで、応援してもらえて、全員がハッピーになれる会社になりたいと願っています。

――なるほど。では、最後にもうひとつ、企業家とはどう生きるべきなのでしょうか。

佐藤 社会にあるさまざまな課題・問題を、事業を通じて解決していくのが、企業家の使命だととらえています。それをいま、実践中ですし、これからもその想いを持ち続けて社会に貢献できる企業家を目指していきたいと思います。

――ぜひその想いを持ち続けてください。ありがとうございました。 

自分が目指す方向によって経営の選択肢は変わってくる

◉リタワークス株式会社 会社概要

設立:2008年5月2日

資本金:4577万円(資本準備金2517万円)

事業内容:

●WEBider事業 成功するWEB制作・運用サービス「WEBider」の提供

※PC・タブレット・スマホ対応、簡単更新CMS、途上国支援 etc

●CMS事業

 ・WEBサイト管理システム「DelightCMS」の提供

 ・独自CMSの開発、OEM供給

●CONGRANT事業

 コングラントとは、非営利団体の寄付・会員の募集から管理までを一括で管理できるクラウドサービスです。

●WEB事業

 ・WEB制作、システム開発

 ・WEB企画、コンサルティング

 ・iOS/Androidアプリ開発

 ・検索エンジン対策

社員数:30名

事業所:本社(大阪府大阪市西区江戸堀1-22-17 西船場辰巳ビル6F)、東京営業所

◉沿革

2008年 メディアスイート株式会社(現リタワークス株式会社)を創業。ホームページ制作と自社CMSの導入支援を開始。

2011年 代表佐藤が大久保秀夫塾に入塾。

2013年 ホームページ制作・運用サービス「WEBider」の開発、提供開始。お客様ニーズと新人キャリアアップの両方を実現する。

2015年 社名変更、リタワークス株式会社に。利他の心を大切に経営する会社として、社名を「リタワークス」に改称。病院向け「WEBider」の提供開始。

2016年 NPO向け「WEBider」の提供開始。クリエイティブ助成プログラム「SOCIALSHIP」の提供開始。

2017年 NPO向けクラウドサービス「congrant」の提供開始。

2019年 病院と医療機関の連携プラットフォーム「medigle」の提供開始(5月~)

 

※     本記事は、2019年6月に株式会社フォーバルから刊行された『王道経営』第5号に掲載されたものであり、掲載当時の情報となります。

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