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【PICC大阪支部】第19回 マイコミュニティフォーラム in 大阪 開催のご報告

 
公益資本主義推進協議会大阪支部は、2019年9月21日にイケマンカンファレンスホールにて、
「第19回マイコミュニティフォーラム in 大阪」を開催しました。

マイコミュニティフォーラムとは、「私たちの社会“OFFからONへ”」をテーマに、
若者や子育て世代に自分たちの周りにはさまざまな社会があること、
そして、そういった社会には、いろいろな関わり方があることを再認識していただき、
問題意識を持ってもらうこと。
さらに、そのために何かできることから行動に移してもらうためのきっかけづくりの場を提供することを目指し、
全国の主要都市で開催しています。

-テーマは“みんな『知りたい』ことがある”
今回のテーマはひとりの若者の悩みから始まりました。
大学を出て社会人になったけど、苦労の連続。
多くの若者がぶつかる社会の壁について、
マイコミュニティフォーラム準備委員会でたくさんの議論を重ねた結果、
「若者は大人の話や、社会の話を聞きたいのではない。
社会の『本当のところ』を知りたいではないか」という結論に至りました。    若者と大人の接点が持ちやすい世の中になってきたけど、どうもピンと来ない。
「それって本当なの?」と大人の話を聞いて思ってしまう。 優しい人生の先輩が熱心にしてくれる話は“良い話”に聞こえがち。
今回は良い話も、悪い話も全部ひっくるめて『本当のところ』を知るきっかけにしたい!

-開会
公益資本主義推進協議会、田中副会長の挨拶により始まりました。
社会にとってひとりひとりが考え、行動していくことでみんなが幸せになっていくという、
公益資本主義の基本の部分をわかりやすく説明いただきました。

そして、今回新しい取り組みとして「まずはご歓談を!」と、
いきなりドリンクと軽食を囲んでのコミュニケーションタイム。
乾杯の挨拶では大阪支部、矢野副支部長より、
「今日は年齢に関係なくラフなコミュニケーションを!」と宣言がありました。

Creative Life Presentation(クリエイティブ・ライフ・プレゼンテーション)
会場の空気も柔らかくなったところで1人目のプレゼンテーター。
一般社団法人Genus代表の矢野童夢さんより、幼少期の様々な苦労や学生時代に熱心に取り組んだことについてお話頂きました。   若くしてたくさんの試練を乗り越えていく中で、一時は自身が鬱になるほど悩まれていたとのこと。
そこから立ち直り、常にあきらめずにチャレンジする姿勢には大人も脱帽です。

-村尾信尚氏(元NEWS ZEROメーンキャスター)による基調講演
これからの日本が抱えている問題をわかりやすくお話頂きました。
社会保障の問題など今の若者にとってはどれも深刻なお話です。
しかし、一番の問題は「自分たちひとりひとりが解決していく」という意識です。

-本音で聞きたいそこんトコロ
最後は、テーブルごとのグループディスカッションを行いました。
外題は2つ用意されており、
1つ目が、
A党とB党、あなたはどちらを支持しますか?
A党:消費税増税に賛成。教育無償化を推進。
B党:消費税増税に反対。法人税を増加し年金を含む社会保障を重視。
 
2つ目が、
A社とB社、あなたはどちらの製品を購入しますか?
A社:技術力が高く、商品開発力も高い。大量生産の体制を持っている。

 メリット
 ①コストパフォーマンスが高く質も高い
 ②多くの人に届けられる
 ③近い将来に、社会を変えうる革新的な商品を開発できる可能性が高い

 デメリット
 ❶長時間労働が日常化しており離職率が高い
 ❷生産のために地球の資源を大量に消費する
 ❸大量生産による廃棄が多く発生する

 
B社:社会性が高く、社員やその家族、取引先を大切にしている。

   再生可能エネルギーを活用している

 メリット
 ①三方よしができている
 ②製品の生産において地球の資源への影響が少ない
 ③必要な量の生産を行なっているため廃棄が少ない

 デメリット
 ①コストパフォーマンスが低く質は普通程度
 ②限定的な人にしか商品を提供でいない
 ③社会を変えうる革新的な商品開発にはかなりの時間を要する
 
どちらのお題も参加者を悩ませ、どちらか一方に偏ることなく、
第3の選択を生み出すチームまでもが出てきました。
 
今回のマイコミュニティフォーラムを通して、
正しい答えや高い意識を持つことではなく、
まずは「知り、そして「考える」ことから社会参加できるということを
体験的に感じてもらえたのではないでしょうか。

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