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プノンペンにて開催された、Sustainable Education Summit(SES)にて、PICC東京支部副支部長山口が、PICCを代表してあいさつをさせていただきました。
SESは、PICCが応援する公益財団法人CIESFが運営するCLAを、東南アジア各国へ広げていくための国際会議です。
あいさつ文を紹介させていただきます。
皆さん、初めまして私は公益資本主義推進協議会・東京支部で副支部長を務めている山口勝宏と申します。会の名前が長いので我々はPICCと呼んでいます。
PICCは、「公益資本主義(Public Interest Capitalism)」を志向する日本の経営者団体です。企業を社会的存在ととらえ、株主の利益のみを優先するのではなく、社員とその家族・顧客・取引先・地域社会などステークホルダー全体への貢献、ひいては、地球全体の利益「地球益」を追求していく、それが公益資本主義の考え方です。
地 球益を追求していく公益資本主義は、当然日本だけで成り立つものではありません。世界各国の方々に、ご理解をいただき、ともに推進して行かなければ実現不可能です。距離、歴史、文化、あらゆる面で日本と近い関係にあり、同時に少子高齢化が進む日本とは逆に若いパワーに満ち溢れているASEAN諸国の皆様は最も重要なパートナーになると、常々会長の大久保より教えられております。
その一か国であるカンボジアに目を向けたとき、日本が応援できる、しなければいけないことがあることを知りました。地雷の撤去、地雷被害者の支援、校舎の建設、建て替え、図書館建設など、すでに日本からも多くの支援がされています。その中でPICCとしてCIESFを支援しているのは、ただ単にPICCの会長がciesfの会長であるからということではありません。設立以来、一貫して教育の「質」に対する支援をされているciesfは、カンボジアの教育の本質を高めることができる、「教育をすべての始まりに」カンボジアの将来に最も貢献できる団体であると考えているからです。
この度は、CIESFが運営するCIESF Leaders Academyに興味を持たれた方が集まり、それをASEAN各国に広げていくための会議が開催されると聞き、私たちも日本から参加させていただいた次第です。CLAが世界に広がっていくための大事な会合として、実りある議論が行われることを期待しております。
PICCは今後も、CIESFとこのSESプロジェクトを応援してまいります。本日はよろしくお願いいたします。