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【PICC東京支部】カンボジアツアー現地報告 二日目

 

PICC東京支部第二回目のカンボジア視察ツアー第二日目の現地報告です。

 

二日目はバッタンバンでの

 認定NPO法人テラ・ルネッサンスhttps://www.terra-r.jp/index.html

の活動視察をおこないました。

 

タイ国境付近、最後まで内戦が行われ、地雷も数多く設置された地域で活動をしています。

 

最初に訪問したのは、ロッカボス村。

こちらの小学校もテラルネッサンスで継続支援してますが、小学校を最後まで卒業するのは10%程度とのこと。

入学自体は100%しますが、進級テストに落ちたり、タイに出稼ぎに出たりということで、残念ながら年々減っていくそうです。

学校を卒業しても、収入につながらないので、インセンティブが働かないという側面もあるとのこと。

テラルネッサンスでは、学校横に農場を作り、実務につながる教育をおこなうことを模索してるとのこと。

 

同村では、家畜銀行も運営されており、訪問させていただいた家庭では、実際にニワトリ、ヤギなどが飼育されてました。

 

 

公務員の月給が250ドル程度のカンボジアで、すでに家畜銀行からの支援で通算250ドルほどは利益が出ているとのこと。

飼育方法の指導などとセットにしたことで確実に生活レベルの向上に寄与しています。

増えた家畜はテラルネッサンスに戻してもらい、次の受益者に廻すということで、循環型の支援になっていました。

 

 

次にカムリエン群での障害者世帯への野菜栽培訓練の見学。

また実際に野菜を栽培することで生活改善されている家庭も訪問しました。

各国から農薬や除草剤が入ってくる中で、換金作物の栽培などがされていますが、相場に左右されやすく、また出費も多いため、家計の安定につながらないとのこと。

テラルネッサンスの支援では、カンボジアに元々あった伝統的な農法を使って、まず自分が食べる分の野菜を育て、余剰分を販売するため、出費を減らしたうえで、収入につなげるので各家庭の生活改善につながっている様子が目にとれました。

 

 

同時に野菜栽培訓練では、ノートをとるという姿が見られず、質問したところ、識字率がまだまだ低く、同訓練に来る人は読み書きができる人のほうが少ないとのこと。

教育のベースアップが必要と感じた一日でした。

 

 

今後も、東京支部では「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目指すテラ・ルネッサンスの活動を支援していきます。

 

東京支部会員のFISソリューションズでは、法人通信費の一部をテラ・ルネッサンスの活動費に活かすことができる

 テラ・ルネッサンスひかり  http://terra-hikari.jp/

をテラ・ルネッサンスと共同運営しています。

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