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都内でも(日本でも、世界でも)屈指の超! 一等地、銀座4丁目…
しかも大通りに面した場所にビルを構える銀座天賞堂さん…
六代目 新本桂司 社長にインタビューを行って参りました。
■■■ インタビュー概要
2018年5月18日 13:00~15:00
参加メンバー9名(順不同・敬称略):河合・小室(千)・小室(絵)・千葉・加藤・杉山・國武・小林・草間
■■■ どんな会社?
1879年:銀座6丁目で印房店として創業
1886年:日本初のショーウィンドウを設置し時計・宝飾品の販売開始
1949年:鉄道模型事業を開始
2001年:「Made in Ginza」オリジナル時計を販売
現在は、これまで培って来た精緻な金属加工の技術等を活かし、企業向けの記念品・ノベルティーを扱う法人外商部門も重要な基幹事業になっている。
■■■ どんな学びがあった?
100年企業研究員会では、必ず最初にお聞きする「御社の理念(社訓・家訓)は何ですか?」の質問から始まったインタビュー。新本社長は少し考えながら笑顔で「特にありません(笑)」とお答えになった。しかし、インタビューが進むにつれて、歴史と伝統を守り、お客様に愛され、地域社会への貢献、銀座という場所のブランド力、今後は“挑戦”をして行きたい…等、粋な銀座人としての誇りとプライド=理念・社訓をしっかりお話しされていた。お店を見学させていただく為に階段を下りて行くと、そこには当代が語っていた内容を凝縮した内容の社訓掲示が…。「特にない」と仰りながらも、十二分に! そして脈々と! 新本社長の志に受け継がれている事がヒシヒシと伝わって来た。
■予期せぬ世代交代からの学び
先代が交通事故で入院するというアクシデントに見舞われ、経営の第一線から退くことになり、急遽、現社長にバトンが渡されることとなった。しかし、これまで脈々と築き上げてきた「ブランド力」「商品力」により、業績低迷や顧客の離反など、経営状態を大きく悪化させるような事象はなかったという。
このブランド力が同社の商品力と、その源流となっている技術力、そして、長きに渡りこだわりの商品を提供し続けてきたことによる、「顧客との信頼関係」に裏打ちされたものであることが理解できた。
■「天賞堂版」王道経営の在り方
今回のインタビューでの特筆すべきポイントとして、急な世代交代があっても全く揺らぐことのなかったブランド力が挙げられる。我々PICCメンバーの会社で、トップが急に退いても大きな影響を受けない会社…経営を維持続行出来る会社がどの位あるだろうか? 目指すべき王道経営の在り方を同社に見ることができた。