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2017年1月28日、公益資本主義推進協議会東京支部は、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターで「第2回マイコミュニティフォーラム in 東京」を開催しました。
マイコミュニティフォーラムでは、自分の身の回りの問題について考えてもらうことで、マイコミュニティ、自分の地域に対する意識のスイッチを“オフ”から“オン”にすること。自分たちの力で「国や未来は変えることができるんだ」ということに気付いてもらうことを目指しています
先月の宮城に続いて2回目となる今回のテーマは、「地域(力)で育む子どもの未来、成功の“鍵”は、地域のチームづくり」です。子育てに取り組んでいらっしゃるお母さん、お父さんにご参加いただき、講演とパネルディスカッションを実施しました。
前半の講演プログラムでは、主催者を代表して公益資本主義推進協議会の副会長・田中勇一から、今回のフォーラムの主旨についてお話させていただきました。また、NEWS ZEROのメインキャスターを務める村尾信尚さんからは、「私の社会をつくるための2つの券」というテーマで講演をしていただきました。
ゲスト講師として参加していただいた家族力向上研究所 代表理事の桑子和佳絵さんには、スマホアプリを使って参加者が自分の子育て傾向を把握することのできる「ママ(パパ)エゴグラム」を紹介いただきました。子育てについて自分の意識や行動の良いところはそのままに、自分の苦手なところを改善していくことで、親にとっても子どもにとってもストレスの少ない生活を送れるということがわかりました。
また、同じくゲスト講師のNPO法人JAMネットワーク代表の高取しづかさんには、自尊・他尊を共に大切にするコミュニケーションの大切さを教えていただきました。日本の子どもたちは世界と比較して、特に自尊心が低いという調査結果が出ています。しかし、子どもに接する大人たちが否定語・命令語をやめる、いまできている「事実」をほめる、結果ではなくプロセスをほめる。こうした言葉や視点・行動を心がけることで、子どもは伸び伸びとやる気をもって物事に取り組むようになるそうです。親が変われば子どもも変わるのです。
後半のパネルディスカッションでは、元国連大使の大島賢三さん、地域活性学会副会長の舘逸志さんを加え、子育て中のお母さんたちが抱える問題について、幅広い見地から議論が交わされました。そもそも男性と女性の視点には違いがあることを前提に考えること、自分が子どもに全てを教えなくても社会が教えてくれることもあると考えること、自分だけではどうにもならない場合は「助けて」と声をあげることが大切であること等、子育てをしている親にとっても周りで支援する人たちにとっても、いろいろヒントとなる考え方を共有することができたと思います。
特に高取さんの「子どもはママの笑顔が大好きです。ママが笑顔でいられる支援を」というメッセージには、これから私たちが社会の在り方や子育て支援の方向性について考えていく上で、とても重要な指針となると感じました。
マイコミュニティフォーラムは、毎月全国各地で実施していく予定です。次回は2月25日、愛知で開催予定です。ぜひご注目ください!
以上