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公益資本主義推進協議会東京支部は2017年7月22日、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターで「第7回マイコミュニティフォーラム in 東京」を開催しました。
マイコミュニティフォーラムは、「私たちの社会“OFFからONへ”」をテーマに、若者や子育て世代に自分たちの周りにはさまざまな社会があること、そしてそれはいろいろな関わり方があることを再認識していただき、問題意識を持ってもらうこと。そして、そのために何かできることから行動に移してもらうためのきっかけづくりの場を提供することを目指し、全国の主要都市で開催しています。
東京で2回目となる今回は、『~未来をつくる~ TOKYO学生会議「集え!君の"今"には価値がある!」』をテーマに開催。「国際支援」「地域活性・社会貢献」「こども支援」に取り組まれている21の学生団体に参加していただきました。
前半は「学生団体見本市」と題し、学生団体がそれぞれどのような活動をしているのか? そしてどんなことを考えているのか? について、質問をぶつけながら自己PRしてもらいきました。
全参加団体の中から、NEWS ZEROメインキャスターの村尾信尚さんをはじめとした代表世話人に最も印象を与えた団体として選ばれたのは、学生団体SWITCHです。毎年1000人規模の学生大運動会を催し、集まった参加費で途上国支援をされています。特別に5分間のPRタイムを獲得し、9月に開催するイベントについてアピールしていただきました。
後半は来場者が全員参加する交流企画として、テーマ別のディスカッションを開催。「お金を稼ぐとは?」「学生のうちにできること、すべきこと」「今の子ども達にしてあげられることとは?」等、自分が話し合いたいテーマ別に5人程度のグループを作り、学生も大人も交じって議論していきました。
「人の役に立つために仕事があり、その対価としてお金があると話し合いました。例えば1000万円稼いでいる人は、それだけの“ありがとう”を与えているのだと思います」
「学生だからできることは、“やりたいことをやる”こと。多くの学生は自分の可能性にまだ気付いていないが、自分ができること、やりたいことは人との出会いを通じて気付くものだと思う。今日、聞かせてもらった学生団体の話でも、ちょっとした出会いから目的意識が芽生えることが分かった。学生の強みは利害関係なく人とつながれることだと思う。なかなかやりたいことは見つからないかもしれないが、人との縁を大事にして目の前のことに一生懸命に取り組んでいく中で見えてくることがあるのではないかと思いました」
「今の子ども達にはもっと自由に遊べる環境を与えてあげたい。そもそも、親だけで子供を育てようという考えを捨てた方が良いのではないか? 地域等のつながりを持つことで、たとえ自分が目を離していても誰かが見てくれているという安心感があれば、今のようにあれダメ、これダメという社会の雰囲気ではなくなるのでは」等、活発な意見交換が行われました。
今回は多くの大学が試験期間中で、フォーラムに興味は持っていただいたものの残念ながら参加を断念された団体もありました。そんな中、21もの学生団体、そして80名を超す学生が参加してくれたことを嬉しく思います。
自分のための勉強やサークル活動、アルバイトだけでなく、社会のための活動をしている若者がたくさんいることを知り、私たちPICCの目指す地球益、公益社会実現に目を向けた活動は、確実に次の世代にも継承されていくと、強く勇気づけられるイベントとなりました。
今回のフォーラムはあくまでもスタート。共に「誰かのために」をモットーに活動している同志として、各団体の活動を応援したり、共同で企画をしたり、継続的に協力できる体制を築いていきたいと考えています。
次回のマイコミュニティフォーラムは9月30日の愛知です。開催する度にテーマやプログラムが少しずつ進化していくマイコミュニティフォーラム、愛知ではどのような気付きの機会になるのか? どうぞご期待ください。