映画「あまのがわ」は、屋久島のきれいな風景をベースに、《社会を変える志》、《多様な価値観》、《失敗を恐れずに踏み出す勇気の大切さ》を伝えます。
6個の海外映画祭に招かれ、ロサンゼルスのJFFLA映画祭にて「最優秀脚本賞」を受賞された作品です。
■ 開催情報 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■ プログラム _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
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母と2人で暮らす高校生の琴浦史織(福地桃子)は、大好きな太鼓を母(生田智子)に反対され、母との関係性が上手くいかず、不登校になっていた。
母も家も友達との関係も、全てが嫌になってしまった史織は、次第に心を閉ざしていく。
ある日、祖母(水野久美)のいる屋久島を訪れた史織は、そこで1台のロボットと出会う。
会話ができるAIロボットに興味を示し、自分の心の内を吐露していく史織。
ロボットとの不思議な交流の中で、やがてロボットは史織にとって唯一心を許せる友達になっていく。
一方、交通事故で半身不随になってしまった鷲尾星空(柳喬之)は、病室の中で生きる目的も見失い、空虚な日々を過ごしていた。
そしてそんな星空を献身的の様子に心を痛める母(杉本彩)。
心を無くした史織と、身体を無くした星空には何の接点もないはずだったが…。
そして、いつも史織と一緒に過ごしていたロボットには、ある秘密が隠されていたのだった―。
本作は、2014年に母校・早稲田大学の関係から、分身ロボットOriHime《オリヒメ》の開発者の吉藤オリィさんと出会い、そのパイロットの番田雄太さんとも出会ったことで、企画が始まりました。
テクノロジーを使って社会の孤独の解消に取り組むこの二人の青年の人生観や自分の人生との向き合い方に感銘し、この作品を作ることを決意しました。
日本が成長社会から成熟社会になり、人工知能の普及により、社会が大きく変革をしようとしている現在において、人間らしさとは何かを社会全体で再確認してもらいたいという気持ちを込めております。
『みんなどこかが欠けている。欠けているから助け合える。それが人間。』
「Give Life to Your Story!―物語を動かそう!―」をテーマに、映画と教育の融合を通じて、大人の子どもの自己肯定感を共に引き出していく共育活動を行なっている。
学生時代にいじめや引きこもりを経験。駿台予備校物理科講師を10年務め、現在は映画監督となり、映画を通じてコミュニケーションを育むことをテーマに活動をしている。
米国アカデミー賞公認映画祭ショートショートフィルムフェスティバル2年連続入選、山形国際ムービーフェスティバル「部門最高賞」「船越英一郎賞」W受賞、長岡インディーズムービーコンペティション「グランプリ」受賞、いばらきショートフィルム大賞「奨励賞」など、過去の作品でのべ40以上の映画祭で受賞・入賞を果たしている。
初の長編映画「ノー・ヴォイス」では、捨てられる命ゼロを目指してをテーマに、日本の殺処分問題の現状と犬猫の命の大切さを描き、劇場公開から四年経つ現在でも、各地で上映会が行なわれている。
また、クリエイティブと共に、経営・ICTの活動面でも評価を受け、一般社団法人テレコムサービス協会主催・総務省関東総合通信局共催の「第3回ビジネスモデル発見&発表会・全国大会」にて「中小企業庁長官賞」を受賞する。
法務省主催の「人権シンポジウム」講演、週刊エコノミスト「問答無用」インタビュー、東京新聞、朝日新聞、埼玉新聞などメディア出演や講演会活動を積極的に行うと共に、学生や社会人向けにコミュニケーション力を育む“映画×アクティブ・ラーニング”ワークショップ「シネマ・アクティブ・ラーニング」を全国で展開している。
「あまのがわ」は長編2作目の監督作品となる。主演は、本作が映画初出演&初主演となる福地桃子。
第31回東京国際映画祭「特別招待作品」として選ばれ、ロサンゼルス、ニューヨーク、マドリード始め海外6つの映画祭で選出されている。