PICC 経営者のために公益資本主義を

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【PICC宮城支部】2019年度「基本方針」および「委員会活動方針」を制定しました

  

一般社団法人公益資本主義推進協議会

  

北海道・東北ブロック 宮城支部

  

  

2019年度 活動方針」

  

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【活動理念】

 『社会貢献を目的とした収益性のある事業を構築し会員相互の社業発展を目指す』

  

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【スローガン】

 『一致団結スリーション活動』

  ①    使命 (Misson

  ②    情熱 (Passion

  ③    行動 (Action

 この活動はもちろんのこと、それぞれが生きる「道」に対して、

 使命(Misson)を明確にして、情熱(Passion)をもって、行動(Action)する。

  

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【委員会活動方針】

  

1100年企業研究委員会

「浮利を追わずの精神を高め、100年企業を学び共有し、100年企業を目指す」

厳しい経営環境の変化に対応するため、経済性重視の経営に走る企業が数多く見受けられます。

一方で私たちが暮らすこの日本には幾多の苦難を乗り越えてきた100年企業が多数存在しています。

このような時代だからこそ、私たちは100年企業に学び、本業を通じた社会貢献と会員相互の長期にわたる継続的な社業発展を目指し、公益資本主義の重要性を発信し続ける必要があります。

まずは、100年企業の経営の本質を学び、自らの経営に役立てていくため、密度の濃い交流や議論が行える企画を立案します。

そして、100年企業に共通する「和以貴為」「吾唯足知」「三方良し」「浮利を追わず」の在り方を学びます。また、宮城支部メンバーの100年企業を優先的に訪問し、経営者だけではなく、社員、顧客、取引先、株主、地域社会などに向けて実施したインタビューを記録として取りまとめ、参加会員へ調査結果として発信します。

さらに、100年企業経営者を定例会にお招きして、非会員も参加可能な公開勉強会を実施し、公益資本主義の啓蒙を行うと共に新規会員の入会を促進します。そして、すべての会員に参加いただき、多くの企業事例を学ぶため、実際に100年企業に訪問し学びます。

また、企業訪問に参加できなかった会員に対して、訪問して学んだ内容を共有すると共に、学びを実践に生かすために、議論と発表をする場を提供します。

さらに、100年ビジョンからはじまり、30年ビジョン、10年ビジョン、3ヶ年計画と将来から逆算し、その時の時代背景を想像し、成し遂げることを言語とイメージで表現する勉強会を行ないます。

日本の企業が100年に渡って本業を通じて社会貢献し、継続して社業を発展させ続けるため、浮利を追わずの精神を高め、100年企業経営という目的に向かって、「学び」と「実践」の橋渡し役として継続的に機能できるよう、メンバー同士の強固な関係と今後の活動の基盤をつくります。

  

  

2.途上国支援委員会

「アジアと共に、三方良しの事業を構築し、公益資本主義を世界に発信する」

世界では「己さえよければよい」という考え方が貧困や飢餓などの格差問題を引き起こし、それに反発して急速な経済成長を求めるが余り、環境破壊や紛争、テロなどの社会問題が解決されずにいます。

途上国支援委員会では、企業経営者が日本型「在り方」経営を基盤とした教育を普及します。また、公益財団法人CIESFを通じて貧困者の自立支援や課題に合わせた支援策を学び、アジアの途上国に対して事業構築を行なっていくことが求められています。

まずは、三方良しの精神を学び、全国の会員企業と共に「在り方」経営をどの様に普及させ、教育していけるかを議論してまいります。

公益財団法人CIESFと連携を図り、募金型自動販売機の国内設置の活動や、国境なき教師団の派遣支援、カンボジアにおける小中高一貫校の運営と日本語教育を、途上国支援の方法を学びながら持続可能な支援をします。

また、会員企業内で雇用している外国人と母国への同行も含め、途上国視察を行い、実際に日本生活で得た経験を現地で自分の言葉で紹介する時間を設け交流を図り、途上国の課題を抽出し、メンバー各企業が、どの様な課題に対して事業を構築していくかを調査・研究し、自社に合った事業構築に活かします。

そして、海外進出のための勉強会を定例会にて開催し、途上国の法律や文化、歴史、宗教の違いや、衛生・安全面の知識を深め、進出企業が増える支援に繋げます。

東日本大震災の復興に対しアジアを中心とする世界中の方々にご支援いただいた様に、我々が率先して、アジアと共に貧困者の自立を目的とした事業を構築する機運を高め、公益資本主義を世界へ発信し地球益に貢献していきます。

  

  

3.地域活性化委員会

「持続可能な地域社会の未来を創造し、社会問題を解決する社会事業に取り組む」

現在我が国では、急速な少子高齢化による社会の活力低下や、安心して子供を産み育てる環境整備の遅れに伴い、若者や女性が社会で活躍する機会が著しく減少しています。結果それが地域の活力が失われていくという問題に繋がり、同時に持続可能な循環型社会システムの整備が早急に求められています。そのために、若者や女性が仕事や社会活動を通じて、自ら主体的に地域活動に参加できるきっかけや、気づきを得られる場の提供を継続的且つ多面的に提供していくことが重要になります。

地域活性化委員会は「地域社会の未来を創造し、社会問題を解決する社会事業に取り組む」を柱とし、「地域活性化」をテーマに次の活動を行って参ります。

地域の若者や女性にスポットを当てたマイコミュニティフォーラムをPICC本部と一体になって開催し若者や女性の社会参画の機会を創出します。

また、活動を通して連携した協力学生団体の皆さんへ継続した地域参加、地域貢献の実践の場として、その後も支部定例会や勉強会へ自身のペースで参加できる仕組みを構築し、持続可能性の輪を広げて参ります。併せて、連携した学生団体等が主催する行事にも会員企業が積極的に参加しながら、各会員企業の特徴を生かした本業と連動した取組を模索して参ります。

また、地方自治体との「官民連携事業」の提案を行うため、我々経営者が地域再生を学ぶ機会を創出します。関係省庁やNPO法人元気な日本をつくる会等との連携を図り現地視察や地域おこし活動を実施します。

最後に、日本青年会議所と連携し、企業の社会貢献活動(VSOP)を実施し、会員自らも広く実践しその事例を提出して参ります。

上記の活動により、会員企業同士が連携を図りながら我々が目指す地域活性を実現するため他の委員会と密接に連携し委員会活動のPDCAサイクルを実践して参ります。

  

  

4.教育支援委員会

「右手に算盤、左手に論語の教育を広め、真の日本人の精神を再構築する」

教育支援委員会の下半期基本方針は『右手に算盤、左手に論語の教育を広め、真の日本人精神を再構築する』です。

現在、夢や希望が持てずに、学力の低下が心配される子供が多く存在します。その中で私たちは、学校教育では伝えきれない「生き方」や「考え方」、そして「人としての在り方」を出前授業・職場体験を通して未来の財産である子供たちに伝えていきます。

PICCで共に学ぶ我々が、日本古来の精神「和以貴為」「吾唯足知」「三方良し」を生き方の中心に据え、率先して行動し、社業、私生活で変化、成長し、物心ともに豊かになる姿を子供たちに示して参ります。

そのために、まずは、家族の和を大切にし、そして、その和を自社に、ひいては地域社会へと広げて参ります。

活動は主に、出前授業に力を入れ、各種学校へ出向き学生と我々経営者が共に学ぶ機会を創出します。文部科学省の方針も積極的に学び、連携していきます。

「大人が変われば子供が変わる、子供が変われば未来が変わる」を合言葉に学生が自分の可能性に気づき、夢や希望を見いだし、将来に対しての不安を払拭する機会を創出します。

定例会においては出前授業の振り返りを通し、アンケート結果などを踏まえ、若者たちに対し、伝わりやすい言葉選びや、話し方を積極的に共有して参ります。

また、メンバーが初めて出前授業を開催する際にも実践できるよう出前授業開催のフォーマットを作成いたします。

マイコミュニティフォーラムにおいては、学生と関わる最高の機会と捉え、一つの物を生み出す事の楽しさや、やりがいを経営者と学生が共に学べる場となるよう、しっかりと各県の大学と連携するなど、フォーラム開催をサポートして参ります。

以上の活動を通して出会った若者たちが、学生時代の早い段階で、学び、気付き、「日本道」をしっかり実践できる場を提供し、さらに一人でも多く在り方のある日本人が育つよう本委員会の活動をしっかり行って参ります。

  

  

5.会員交流委員会

会員交流委員会は、会員交流、会員開発、事務局を担う

「会員相互の交流を通し、楽しく学び、楽しく実践し、より強固な絆をつくる」

会員交流委員会は、「社会貢献を目的とした収益性のある事業を構築し会員相互の社業発展を目指す」という宮城支部活動理念の中でも、収益性のある事業を構築、会員相互の社業の発展が役割と考えます。

東日本大震災から7年経過し、復興特需という言葉もあまり聞かなくなりました。阪神淡路大震災では、企業の倒産数が多いのは5~6年後という統計データもあります。2019年は、その年を越えた年だからこそ、宮城支部会員企業が実益を感じ社業がより発展する様な活動を目指します。

また、実益とは社員数や売上規模だけではなく、本業を通じて社会課題を一つでも解決し、皆が幸せになる社業の結果こそが実益と考えます。

まず、交流会及び勉強会として在り方、やり方の勉強会の実施。在り方勉強会では、大久保秀夫会長が伝えたい王道経営、CRM、CSV、みんなが幸せになる資本主義など公益資本主義を勉強したメンバーから社業に活かした実践事例を参考にしながら学ぶ機会を実施します。これは、既存会員企業はもちろんの事、新規会員のための勉強会でもあり、公益資本主義の考え方を勉強する場とします。

やり方勉強会では、経営状況・環境を更に良くするための勉強会を実施します。

会員相互の社業の発展という面では、会員企業同士が連携をしやすくなる様な環境の整備を目的とし、会員名簿の作成、社会貢献に繋がるような交流会イベントの開催、交流会の企画から運営までの設えを担当し、会員企業同士が連携を図りやすくなるような企画を実施します。

宮城支部会員交流委員会は、公益資本主義を実践すれば自社の実益は当然の事、地球益につながるという事を伝播し、「入会したくなる」「入会したら業績が上がる」と思われる活動を積極的に活動をして参ります。

更に、宮城支部の様々な委員会と共同事業を行い、各委員会活動が会員交流であるという事を伝え、それが今後も循環する仕組みを構築致します。

「限界が見えてきた現資本主義に成り変わる、新しい日本発の資本主義=公益資本主義を世界に発信し、地球益に貢献する」という大きなビジョンを掲げ、会員自らが学び実践することで、自社の経営基盤強化や社会貢献に取り組んでいく団体です。

ビジョン達成のためにも、宮城支部の今後の成長発展のためにも高い志を持ち共に学び、自らが実践する多くの同志として、ふさわしい仲間が必要となります。

同志を創るための企画として、経営者を集める異業種交流会の活動も同時に参ります。

 

以上

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