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第1回 MYCO全国大会を実施いたしました

抜群のチームワークで最優秀賞には福岡支部チームが輝く

 

2019年3月16日、一般社団法人公益資本主義推進協議会は初めてとなるマイコミュニティフォーラム全国大会をベルサール神田で開催しました。

 

 

PICCは地球益に貢献するべく、経営者を中心に様々な実践活動に取り組んでいます。その一環として2016年12月から「マイコミュニティフォーラム」をスタートさせました。2018年末までに全国6都市、16回開催しています。これからの世界を支えていく若者達に対し、社会への意識を“OFFからONへ”変え、社会の新たな中心軸を作っていくことが狙いです。

 

全国大会は、マイコミュニティフォーラムをきっかけとした“YouthQuake”=若者による社会的インパクト・成長や気付きについて、PICC会員とこれまでのフォーラムで実際に関わった学生双方が体感できる場とすることを目的に開催されました。 

 

マイコミュニティフォーラムをきっかけに生まれた成功事例を全国から集め、生み出してきたものや意義について再確認することで、2019年のマイコミュニティフォーラムにPICC会員と若者が一体感を持ちながら取り組める体制づくりが狙いです。

 

 

当日は大久保秀夫会長からの主催者挨拶、マイコミュニティフォーラム代表世話人の一人である村尾信尚氏による基調講演の後、PICC各支部を代表した経営者・若者がタッグを組み、各フォーラムでの取り組みやそれを通じた気付き、成長などについてプレゼンテーションが行われました。

 

【登壇チーム】
1. 広島支部設立準備委員会チーム: 西中 政和さん(ビデオ出演:広島経済大学生)
2. 愛知支部チーム: 桜井 博教さん、河合 正樹さん
3. 福岡支部チーム: 高橋 康徳さん、林田 茉優さん、田尻 大侑さん
4. 大阪支部チーム: 坂本 直樹さん、矢野 童夢さん
5. 東京支部チーム: 山口 勝宏さん、横内 美咲さん
6. 宮城支部チーム: 野地 数正さん、佐々木 崇宏さん、長瀬 亮さん

 

 

マイコミュニティフォーラムを開始した当初は、どの支部も「何をすればいいのか?」手探り状態でしたが、試行錯誤の中から素晴らしい取り組みが生まれ、全国の若者にいろいろなことにチャレンジするきっかけが提供できていることを確認することができました。タッグを組んだ経営者のやる気、若者の元気が化学反応を起こし、聴衆も登壇者自身も驚くような素晴らしい発表が披露されました。

 

そんな中、学生相互の審査による学生賞、PICC役員とMYCO世話人の審査による最優秀賞が以下の通り決定いたしました。

 

学生賞: 大阪支部チーム

 

最優秀賞: 福岡支部チーム

 

大阪支部チームは、フォーラムに参加した学生の成長が大きく評価されています。代表して登壇した立命館大学生で一般社団法人Genusの矢野童夢さんは、フォーラムに参加を決めた当時の自身を「意識高い系の創業ごっこ」だったと振り返りました。MYCOに参加した同世代の参加者からの刺激、本気で指導してくれた経営者からのアドバイスにより、空き家問題をただ考えるだけで何も行動できていなかったことに気付き、実際に空き家を活用したシェアハウス運営に挑戦するようになりました。多くの成長と挫折を繰り返しながら、シェアハウス利用者を500人超まで伸ばし、事業経営者としての覚悟を持つまでに成長しています。

 

福岡支部チームは、お揃いのTシャツで登壇し、抜群のチームワークでフォーラムでの取り組みや仕掛けについて説明しました。福岡では企画・準備・当日の運営すべてに学生が1年近くかけて携わっており、学生の立ち位置が単なる参加者にとどまらない点をアピール。フォーラムの熱は終了後も冷めやらず、PICC会員企業でのインターンシップや「王道経営」の学びなど、その後も活動が点から線へ、線から面へと広がっていることが発表されました。また、マイコミュニティフォーラムの共通タイトルである“YouthQuake”を使ったオリジナルコールは会場全体を巻き込み、聴衆・審査員を魅了しました。

 

最優秀賞を獲得した福岡チームより

 

福岡大学・田尻さん: 前日に高橋さんから「学生は失敗していいんだ」という言葉をいただきました。よし! とたくさん失敗するつもりで臨みましたが、存外うまくいきました。

 

福岡大学・林田さん: 福岡大逆転したぞーっ! 来年はこのマイコ全国大会だけでなく福岡の皆さんに優秀事例発表会に登壇していただき、福岡が最優秀支部賞を取りたいと思います。ありがとうございました。

 

カウテレビジョン・高橋さん: MYCO全国大会の最優秀賞をいただくことができ、正直ホっとしています。今年の優秀事例発表会では福岡支部の登壇がないことが分かっていたので、「もう僕らが頑張るしかない」という思いで臨みました。3週間ほど前から練習を重ねてきましたが、その中で学生2人から教わることがたくさんありました。マイコミュニティフォーラム、そしてこのPICCに参加する全員が学習者であり、全員が実践者であるということです。経営者であろうと、社員であろうと、学生であろうと、全員が常に学び・実践していく、そういう場であるということを改めて実感しました。来年もまた頑張ってまいります。ありがとうございました。

 

  

 
初めてのマイコミュニティフォーラム全国大会にもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを披露していただいた登壇者の皆様には、心から感謝申し上げます。人が本気で取り組む熱量は、周りにいる人を巻き込む力が秘められていることを再確認できました。これからマイコミュニティフォーラムが次のステージを目指す上で、良い仲間意識、ライバル意識が醸成できたことを実感しています。

 

今年は5月25日の宮城を皮切りに、また全国の支部で開催予定です。PICC会員、協力してくれる学生の本気が、これまで以上にたくさんの人をONにしていきます。2019年、PICCがチャレンジする“YouthQuake”にどうぞご期待ください。

 

以上

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