PICC 経営者のために公益資本主義を

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第5期社員総会および優秀事例発表会を実施いたしました

MVPに愛知・奥村さん、最優秀支部賞は宮城支部が三連覇を果たす

 

 2019年3月15日、一般社団法人公益資本主義推進協議会は社員総会を開催。議案として上程していた平成30年度決算の件は原案どおり承認可決されました。

 

 議事後には、当会の最高顧問である原丈人氏から「公益資本主義」の理論とその可能性について講演をいただき、参加者一同、改めて公益資本主義についての認識をアップデートすることができました。
 

 

 また、総会後は早くも3回目となる優秀事例発表会を開催し、6つの分野別に選抜された活動事例について会員企業によるプレゼンテーションが行われました。

 

【優秀事例を発表いただいた会員の皆様】
1. 公益資本主義の実践部門
  愛知支部  奥村 雄介さん(興亜商事株式会社)
2. 会員交流部門
  宮城支部 早坂 啓さん(株式会社サクラボ)
3.100年企業研究部門
  宮城支部 鈴木 啓也さん(株式会社AppRuns)
4. 社中分配部門
  宮城支部 早瀬 渉さん(株式会社ラポールヘア・グループ)
5. 地域活性化部門
  大阪支部 佐藤 岳登さん(株式会社GLOBAL FLAT)
6. 教育支援部門
  東京支部 谷川 宏樹さん(株式会社アイ・コンサルティング)

 
 全国のPICC各支部から過去最高となる30件を超える応募があり、事前に行ったビデオ予選はかなり難しいものとなりました。昨年までなら十分登壇できる発表でも、残念ながら本選に進めないものがいくつかありました。その中から厳選された事例だけあり、いずれの事例も素晴らしいものばかりでした。

 

 その中で最も優れたプレゼンテーターとして、興亜商事株式会社の奥村 雄介さん(愛知支部)に「2018 PICC MVP賞」が贈呈されました。奥村さんからは、自社でチャレンジされているカンボジアでのゴミ処理事業と環境教育への取り組みについて、情熱的に紹介いただいています。ポイントは関わるいろいろな方にビジョンを伝えながら、様々な協業者を増やしていき、カンボジア政府やJICA、国連まで巻き込んでおり、PICCの目指す「地球益」に向かっている点が高く評価されました。

  

 

「2018 PICC MVP賞」を受賞された奥村雄介さんより

 

 このような素晴らしい賞を頂きありがとうございます。おそらく皆さん、自社で公益資本主義を実践するため、たくさん苦しんでいらっしゃると思います。私も失敗ばかりです。この事業はこれから、どうなっていくか見えていない部分もあります。ですから本当はまだ、このような場で発表させていただける段階ではないのではないかという迷いもあります。しかし、皆さんに一つお約束できるのは、私の言葉に嘘はないということです。ぜひ、カンボジアに見に来てください。CIESF Leaders Academyもありますし、私の会社もあります。私たちがいま世界に対して投げかけていること、挑戦していることをぜひその目で確認していただきたいと思います。本日はありがとうございました。
 

  

 また、宮城支部には「2018年度 最優秀支部賞」が贈られています。昨年、一昨年に続いての受賞で、三連覇となりました。こちらの賞は昨年1年間の各支部の活動ごとに、あらかじめ設定された活動ポイントを集計したものに、優秀事例発表会予選で獲得した得点を合算し、合計点数が最も高かった支部に贈られる賞です。毎月の委員会活動や広報活動、会員各社での実践活動など、幅広い分野での活躍が評価されました。

  

 

「最優秀支部賞」を受賞された宮城支部を代表し、三本菅支部長・野地副支部長より

 

【三本菅支部長】 2014年2月にPICCが立ち上がってから5年が経ちました。本当にあっという間のことですが、その中で自分が一番大切にしてきたのはPICCの仲間との絆です。東日本大震災を乗り越えた東北チーム、福島を含めての絆があり、この三連覇を成し遂げることができたのではないかと思います。いつも父親のように見守っていただいている大久保会長とも、震災の支援活動を通じて知り合った方のおかげで出会うことができました。また、全国の素晴らしい経営者とも出会うことができています。そしてPICCの活動ができているのは、家族の支えがあるからです。全ての御縁とつながりに感謝しています。

 

【野地副支部長】 宮城支部では「一致団結」というスローガンを掲げて取り組んでいますが、なかなか言うほど簡単ではありません。そんな中でも、三本菅支部長がいつも言っているのは「会員それぞれの小さい、表に出てこないような活動も無駄にしてはいけない」ということです。支部長を筆頭に、全員でそういう細かいところをサポートしながら取り組んできたことが賞につながったのではないかと思います。三連覇をいただきましたが、宮城もたくさん課題があります。今後とも皆さんと共に精進し、宮城だけでなく全国のPICCでよりよい活動ができるよう協力していきたいと思います。
  
  
 その後は、全国から集った支部責任者による決起、大久保会長からの方針説明も行われ、今年も全会員が一丸となり、公益資本主義の学び・実践・啓蒙活動に取り組んでいくことを確認することができました。

 2019年度は『会員およびその社中全体がより成長できる活動の推進、そのためのベースとなる新規会員獲得および育成』をテーマに掲げ、会員一同全力で取り組んでまいります。①「王道経営」の学びと実践の継続、②活動のベースとなる新規会員獲得および育成、③PICC活動の中心となる委員会活動の集中・強化、以上3点を重点課題に、更なる「成長」「人づくり」にチャレンジします。

 

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