PICC 経営者のために公益資本主義を

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第7期社員総会および第5回PICC優秀事例発表会を実施いたしました

MVPに東京・大塚さん、最優秀支部賞には東京支部が念願の栄冠

 
 2021年3月18日、一般社団法人公益資本主義推進協議会は社員総会・優秀事例発表会を開催しました。今年は緊急事態宣言下であるため、初となる完全オンライン開催ですが、例年通り100名を越える方に参加いただきました。冒頭の社員総会では、議案として上程していた2020年度決算は原案どおり承認可決されています。
 
 議事後には、理事から各担当分野の活動についてのアドバイスを、また会長である大久保秀夫から「With コロナ After コロナの世界を経営者としてどう生きるか」というタイトルで講演があり、コロナ禍でいろいろなピンチに見舞われている状況の中、それをチャンスに変えていくためのポイントや実例について学ぶことができました。

 総会後の第二部では、5回目となる優秀事例発表会を開催し、全国から選抜された6名の会員による活動事例のプレゼンテーションが行われました。
 
【優秀事例を発表いただいた会員の皆様】
1. 社中分配部門 
  愛知支部 加藤 克弘さま(有限会社トリオ商事)
2. 委員会活動部門(教育) 
  福岡支部 権堂 千栄実さま(株式会社Campanula)
3. MYCO部門
  愛知支部 中村 憲和さま(一般社団法人わくわくスイッチ)
4. 委員会活動部門(会員交流) 
  福岡支部 坪井 望さま(株式会社Link Function Project)
5. 委員会活動部門(地域) 
  大阪支部 佐藤 岳登さま(株式会社GLOBAL FLAT)
6. 公益資本主義の実践部門 
  東京支部 大塚 雅之さま(大塚実業株式会社)

 
 その中で最も優れたプレゼンテーターとして、大塚実業株式会社の大塚 雅之さん(東京支部 支部長)に「2020 PICC MVP賞」が贈呈されました。大塚さんからは、自社でチャレンジされている公益資本主義の実践について、ご紹介いただいています。ろ過布の専門メーカーとして固液分離を探求し、周辺機器を学び、固液分離のコンサルタントになることを目指す大塚実業。訪問したカンボジアの幼少中一貫校に水道が敷設されていないことを知ったご縁から始めた、自社の知識やネットワークを使い、子どもたちにきれいな水を提供するための試行錯誤についてプレゼンテーションしてくださいました。社業を進化・発展させるための取り組みを通じて社会貢献を行うことも、重要な公益資本主義の取り組みです。

「2020PICC MVP賞」を受賞された大塚雅之さんより

 素晴らしい賞を頂き、ありがとうございます。PICCの皆さんに教えていただいて、皆さんに導かれ、皆さんに負けないように取り組んできたことが、この活動の根本にあります。ただ、私自身の力は本当にたいしたものではないと思っています。本日発表いただいた他のプレゼンターの活動も、とても真似することのできない、素晴らしい活動ばかりでした。そんな中、もし私が何か他と違うところがあるとするならば、私はみんなに頼っているということです。何でも自分だけでやろうと思っていませんし、何か苦しいことがあれば恰好つけずに弱いところを見せ合い、お互い支え合うことが大事だと思っています。もちろん、私自身、仲間が困っていることでできることがあれば、御恩返しをしたいと思っています。ぜひとも今後ともお互い支え合い、仲間を増やし、この会がますます発展するよう、一緒に頑張っていきましょう。 
 

 
 また、東京支部には「2020年度 最優秀支部賞」が贈られています。東京支部はずっと2位であと一歩届かない位置にいましたが、遂にこの栄冠を手にいたしました。こちらの賞は活動毎に付与される支部活動ポイントと優秀事例発表会予選で獲得した評価ポイントを合算し、合計点数が最も高かった支部に贈られる賞です。毎月の委員会活動や勉強会、会員増など、幅広い分野での活躍が評価されました。 

「最優秀支部賞」を受賞された東京支部より

大塚支部長: この賞は、支部会員はもちろん、二人の副支部長が「獲るんだ!」と頑張ってくれました。昨年からコロナ禍で、「会員のみんなの心が折れちゃいけない」「とにかくいろんな話を聞かなきゃいけないよね」と、毎週定期的にZoomで話し合える場を設け、いろんな情報を交換したことが良かったと思っています。そこから皆でいろいろな協力をしあうことができ、また新しい会員獲得につながっていきました。全国の皆さんとも交流できる機会を作り、お互い切磋琢磨しながら2021年度も頑張りましょう。
 
山口副支部長: これまで宮城の三連覇、そして福岡が最優秀支部賞を獲得してきました。PICCの活動は勝ち負けではありませんが、他の支部と切磋琢磨していこうという気持ちで取り組んできた結果、東京支部の正会員が増えて、またU25の会員組織もでき、活動が広がったことは良かったと思っています。また来年度も「最優秀支部賞を狙うんだ」という緊張感の中、他支部のいいところ、我々のいいところをどんどん共有しながら、また活動を広げていきたいと思っています。ぜひ他支部の皆さんもよろしくお願いします。
 
河合副支部長: 大塚支部長が言っていた通り、「今年こそ支部賞を獲りに行こう!」と全員一丸となりました。残念ながらオンライン開催になってしまったので、「支部賞を獲ったら大塚支部長を胴上げしよう」と話していたことは果たせていませんが、何とか獲れてよかったです。皆さんありがとうございました。

    
   
 2020年度は、新型コロナウイルス感染症対策でリアルに集まって定例会を行ったり、各地での委員会活動などが開催することができなかったり、計画していた通りに活動できない状況が続きました。そんな中、「例年のように活動できていない中、共有すべき優秀事例は集まらないのではないか?」と危惧する声がありましたが、発表会にエントリーする事例を募ったところ、昨年以上の件数が集まり、審査の点数も過去最高の平均点となりました。コロナ禍という状況でも「今できることはなにか」「今なすべきことはなにか」を考え、公益資本主義の実践活動を見直し、新しい取り組みにチャレンジしてくださった、PICC会員による大きな成果だと思います。どんな状況下にあっても創意工夫をし、進化していくPICCの活動にご期待ください。なお、今回のイベントのダイジェスト動画は、後日公開させていただく予定です。


以上

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